2019.12.07 07:59日本語を教えるのに英語は必要か? 日本語を外国人に教えてると人に話すと「いいな~英語ができるから。」とよく言われます。確かに私のレッスンでは英語で説明することがありますが、全く英語を使わずに教えることも可能です。いわゆる直接法というものです。反対に、英語などの媒介語が必要な場合を間接法と言います。日本国内にある日本語学校、日本語教室では直接法方法が主流で、私も日本語教師になるためのコースを取った時は直接法での教え方を学びました。 ですから、結論から言うと、英語を話せなくても日本語は教えられるのです。そうは言いつつも、やはり直接法では限界を感じ、英語を使った間接法のコースで再度学びました。そうして今では、直接法と間接法を生徒によって使い分けています。直接法と間接法を私なりに比較してみま...
2019.07.06 06:21どの教科書を使う? 以前は、日本語学習教科書といえば「みんなの日本語」が主流で、先生たちも迷う事もなかったのですが、いまでは色々な教科書がでていてどれを使えばいいか迷うところです。しかし、逆に考えれば、それだけ生徒にあったものを選ぶことができるわけです。 日本語学校で教える場合はそれぞれの学校に従わなければなりませんが、プライベートのレッスンであれば、生徒に合わせて好きな教科書を選ぶことができます。では、よく使われる教科書3冊を例にとって比較してみましょう。皆の日本語 日本在住の会社員向け 表現がやや古いが、入れ替え練習などは有用GNEKI 留学生や大学生向け 絵や英語をつかった練習ができる。まるごと 日本在住の労働者向け 写...
2018.03.02 06:21日本語を日本語でおしえる(直接法)中、上級になると、日本語のみで教えるのはそれほど難しくありませんが、初級者の場合はなかなか難しいこともあります。直接法で教えるときに大切なことを一つ一つ見ていきましょう。1.ゆっくり、はっきり話す これは、当たり前のことなのですが、いざレッスンが始まると先生のほうが緊張して 早口になったり、もごもごしてしまったりします。落ち着いてゆっくり話すことで、 先生自身もゆったりとした気分になります。 2.意味のない言葉はなるべく言わない 先ほどとかぶりますが、緊張するとつい「えーと、まあ、さて~うーん、なんていうか」 などを口にだしてしまいがちですが、生徒が混乱するので、言わないように気をつけます。 レッスンを重ねて生徒が日本語の文型を理解...