日本語を日本語でおしえる(直接法)

中、上級になると、日本語のみで教えるのはそれほど難しくありませんが、

初級者の場合はなかなか難しいこともあります。

直接法で教えるときに大切なことを一つ一つ見ていきましょう。


1.ゆっくり、はっきり話す

  これは、当たり前のことなのですが、いざレッスンが始まると先生のほうが緊張して

  早口になったり、もごもごしてしまったりします。落ち着いてゆっくり話すことで、

  先生自身もゆったりとした気分になります。

  

2.意味のない言葉はなるべく言わない

   先ほどとかぶりますが、緊張するとつい「えーと、まあ、さて~うーん、なんていうか」

   などを口にだしてしまいがちですが、生徒が混乱するので、言わないように気をつけます。

   レッスンを重ねて生徒が日本語の文型を理解できるようになったら、そのような言葉もいれ

   てもだいじょうぶでしょう。

   

3.絵カード、小道具などを用いる

  何も話せない状況なので、絵カードや小道具をみせて単語を覚えさせます。

  注意したいのは、日本人にしか分からないような絵は使わないことです。 

  子供用の教材がいいと思う先生や生徒がいますが、子供のものは、日本の習慣を

  学ばせるのが目的なので、絵をみてもわからないことがあります。

  コタツやお餅などです。だれでもしっていて発音が簡単な外来語(ペンやサンドイッチ)

  などを使って文型を教えるといいでしょう。


3.ジェスチャー、寸劇をする

   アシスタントがいると楽なのですが、いない時は人形などを使うといいでしょう。

   テキストブックの会話でもじゅうぶんかもしれませんが、ちょっとした劇のようにすると

   楽しいですし、生徒間のロールプレイの促しにもなります。



ちなみに子供の場合は日本人の幼児に話すように普通に話しています。子供はもともと大人の言ってることはほとんど聞いてないので、混乱することが少ないです。

大人になるとすべての情報を取りれようとするので混乱するようです。


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